机上の空想。

気の向くままに、楽しそうな方へ。

大型自動二輪教習*入校式の6年3ヵ月前

さて。大型自動二輪の教習の話を語る前に。

 

かつて、私の父はYAMAHAのセロー225を1年中爆走させる
オフ車ライダーでした。
40km程度離れた職場までもセロー、
300km離れた峠までもセロー、
娘と自宅の近所で遊ぶのもセロー。

私は3歳頃からずっと、父親の背中にしがみつき、
中学生くらいまでタンデムしていました。
セローをゆりかごにして育ってきたと言っても過言ではありません。
(…それは過言か?)

 

ということで、オートバイそのものには何の抵抗もありません。

 

実は母親も二輪免許を持っていたということも最近知り、
血筋か…とも、これが何かの縁というヤツか…とも思いました。

 

で。

 

二輪免許の取得に通おうと決心したのは2011年の2月。

そして、3月には車のAT限定免許を取得しました。

 

…うん。

 

自動車の教習に通っている間に思い立ったわけです。

 

車の免許はどうしても必要になるだろうから、
先に取っておきなさいということで、
とりあえず先に取得しました。

そして、卒業と同時に再入校して二輪車の教習も受けるつもりでした。

 

――つもりでした。

 

思い叶わず。というよりは、自ら断念。

 

若気の至りと言いますか
思春期の終わりかけと言いますか
とにかくあの頃は幼かったのです。

教習所の先生に恋をするという、
教習所マジックにまんまと落ちました。

 

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路上教習で運転に慣れてきた頃に、趣味の話で意気投合。

「大きい」というコンプレックスを「そんなことない」と
認めてもらい、恋に落ちる音がした――

――数日後、彼女がいらっしゃることを知ったという。

 

しかもその方は四輪も二輪も教えているというツワモノ。
通い始めたら、必ず顔を合わせてしまうということです。

 

冷静に振り返ると、めっちゃあほですねー。

 

まあ、そんなこんなで勇気が出ず、
気付けば6年以上も経ってしまったわけです。

その間に暇な時期はたっっっっくさんあったのに。

 

ということで。

今、教習所に通っていて、
イケメンの教官に

心を奪われかけている
そこのお嬢さん。

 

それは教習所マジックです。

 

そこにいる教官が優しいのは、
私たちがお金を払っているお客様であって、
私たちとその時間一緒に居るのが彼のお仕事だから。

そこにいる教官がイケてるように見えるのは、
私たちが「習う」側で、
知らないことをたくさん教えてくれる
あたかも頼もしい殿方に見えるから。

 

最終教習の時間にその教官の予約に当たってみなさい。

終了後、少しだけ長居すれば、携帯を忙しく弄りながら
早足で我が身の前を通り過ぎていく彼がそこに。

帰り際の駐車場を見れば、モテ意識の高いヤンチャな車を乗り回している彼がそこに。

 

これは6年前のアホな女からの警告です。

 

無駄に心臓をドキドキさせるより、
心の保養だと思って、
そのひとときを楽しんでいきましょう。

 

という、ちょっと痛い(イタい)思い出。

 

そんな頃もあったのです。

 

Rist.